先日の私の誕生日 旦那さまがお祝いに連れて行ってくれたお料理やに
幻の焼酎 百年の孤独 がありました。
この焼酎は 17年前に他界した父が大好きだったお酒・・・
たしか わざわざ宮崎からお取り寄せして呑んでいたように思います。
幻の・・・と言われるくらい 酒屋さんの店頭に並んでいる事はなく
なかなか手に入れるのは難しいお酒
今では ネットで購入する事が出来るようになったのですが
720mlが一万円前後というお値段
なかなか口にする事は出来ませんでした。
この日 旦那さまとふたり 百年の孤独をロックで味わいながら 父との思い出話をして
父を偲びながら過ぎて行った時間・・・
焼酎だけど モルトウイスキーのような 長期熟成させた深い味わい
ガブリエル・ガルシア・マルケスの長編小説 「百年の孤独」
が名前の由来になっているそうなのですが・・・
1972年に日本語に翻訳されて刊行された小説
もしかしたら 大の読書家だった父が この小説を読んでから
このお酒との出会いがあって
このお酒を愛するようになったのかもしれない・・・と思うと
この小説を読んでみたくなりました。
そんな話をしていたら お料理やの店主さんが お誕生日のお祝いにと言って特別に
百年の孤独を仕入れ値でお分けして下さいました。
お誕生日にこんな素敵な引き合わせがあるなんて・・・
この日 実はもう一つ感動する事が・・・
こんな出会いがある事を分かっていたかのように 松山にいるお友達から届いたプレゼント
太田 潤 作の手吹き硝子のグラス
手にするとぽってりとした優しい感触
私が手にしているところを思い浮かべながら選んでくれたそうです。
もちろん このグラスで最初に飲むのは 百年の孤独
きっと特別な味がするに違いありません。
この日の事は 父が見えない糸で引き合わせてくれたような・・・
感動のそして素敵な誕生日になりました。